見た目とは裏腹にお酒が全く飲めない福嶋 豊(ふくしま ゆたか)です。
おそらくビール一杯でも飲もうもんなら首まで赤くなってすっげぇ具合悪くなります。
ちなみに外食もほとんどできません。人の出入りが気になったり慣れない場所だと落ち着かなくて食事がのどを通りません。ただ、飲みの場は嫌いじゃありません。そーいった場の雰囲気とかも好きですし、誘ってくれることにも感謝です。
酒も飲まない。食事もしない。ってんじゃ、なんもおもしろくないと思われるかもしれませんが、唯一役に立てるのが、お酒を飲まないから運転ができるのです。(笑)
さて、前置きはこれくらいにしてそろそろ本題の移住するお話をさせていただきますね。
前回の『まずは自己紹介のお話。その1』で20年間勤めた会社を辞めてせたな町に移住するきっかけがあったとお伝えしましたが、実は私の妻が七飯町の出身でして妻が18歳の頃に知り合ってから一年もたたずに千葉県へ上京&同棲を開始します。
ただ、妻は当時大学生だったということもあり、両親から烈火のごとく猛反対に合います。
しかーし、またまたここでも若気の至りというやつでして、親の反対を押し切り同棲を開始してしまいます。
当時はとにかく親を安心させられるだけの稼ぎが欲しい!妻は勇気を出してきてくれたんだだから不便や苦労をかけたくない!
そーいった想いがあってとにかく必死でした。
まあ、今になればお金だけが安心できる材料ってわけじゃないってわかったんですけどね・・・。
さて、話を戻しますが、それから十数年経ったあと妻の父方の祖母が他界されました。
そのタイミングで妻から、「将来は北海道に住みたいなぁ・・・」っと提案されたのです。
その時はそこまで難しく考えず、「いいよ!」と軽く二つ返事をしたのですが、前の会社ではある程度の立場があったので、辞めるのにもまずは後輩を育成しないといけないと考えました。
それから約一年後。今度は妻の父が他界することになりました。
忘れもしません。北海道胆振東部地震の時です。
話を聞いて急いで向かったのですが、実家についた頃には葬儀やらもろもろの準備は全て妻の家族と親戚にやってもらった後でした。
その後、妻から再び話があって、「何かあっても何もできない・・・ お母さんのことはしっかり面倒をみたい・・・」と言われたんです。
ここでやっと会社のことよりも妻や家族を優先させるべきだと決断します!
翌10月に再び北海道にやってきて住む場所を模索します。
可愛い義妹と一緒に七飯町の近くで何軒か不動産を見て回ったのですが、なかなか思うようなところが見つからず、どうしたもんかと困ってしまいました。
そこでいったん住む場所を探すのは保留にして、「すでに亡くなってしまっていた妻の母方の祖母に手を合わせよう」ということでせたな町に来町したのが初せたなということになりますね。
まぁ、何気なく来たせたな町だったのですが、そこでもの凄くビビッとくるもの出会ってしまったんです。
それがこれらの景色でした。


これ一発で惹かれましたね。惚れましたよ。
不思議なものですが、この景色だけで「この町に住みたい。」って思えちゃったんです。
昔からせたな町に住まれているみなさんにとってはなんて事はない当たり前の光景なんだと思いますよ。それでも私にとっては鳥肌が立つほどの衝撃的な光景だったんですよ。
それからはとにかく早かったですね。
せたな町に住む叔母たちにいろいろと助けてもらい住む場所を確保。
会社には3月中に退職する旨を伝え、仕事もはっきりと決まっていない状況でしたが、4月に引っ越してきちゃったんです。
それが息子がまだ1歳になる前の出来事でした。
これが妻と話した上でせたな町に移住する決断した内容なのですが、実は北海道に移住したのには個人的にもう一つ理由があるんです。
妻はとても可愛らしい子なのですが、10代で千葉に引っ越しをしてからほどなくしてアトピーが発症したんです。
北海道にいたことには全然そのようなことはなかったみたいなのですが、特に腕と膝の関節部分の症状が重かったようで、色素沈着といった黒く変色している状態でした。
今までそのような経験をしたことのなかった妻は周りの目を気にしてか徐々にスカートを履くことはなくなり、半袖の服を着ることでさえ気になっているようでした。
可愛い妻がスカートすら履けない。
なんかもー申し訳ない気持ちでいっぱいになりましたね。
病院に行ったりもしましたが、結局いたちごっこのようなものでした。
食べ物がいけないのか?それとも空気の影響なのか?
あの頃はそんな風にいろいろと考えちゃいましたね・・・
そーいったこともあって北海道に戻ればもしかしたらアトピーも落ち着くんじゃないかと・・・
落ち着けば好きな服を着て、周りの目なんて気にしないで遊びに行ったりもできるんじゃないかと・・・
結果として、アトピーの症状はだんだんと落ち着いてきて今では気にならない程度まで治まっていると思うんですが、まさかのあまりにも長い期間スカートを履いていなかったということと年齢的に恥ずかしいってゆー理由であまりスカートを履きたがらないなんですよね(笑)
でも、これだけをとってみても北海道に来て本当によかったって思えます。
さ~て次回のふくしまさんは、
自己紹介その3 『父、働く』です。
